あなたって東京行って垢ぬけしたよね。
その言葉は熊本の電車が1時間に一本しかでないど田舎から東京に上京して半年した私が周りによく言われた言葉。その時はまるで別人を見るかのように周りの反応が違い戸惑いを覚え、これが東京の女になるってことなのかと初めて気づいた瞬間でした。
こんなことって実は東京にでてきた田舎女性はあるあるの話。そんな私みたいに田舎からでてきて大都会の女となり、女性としてステップアップするものの、恋愛、結婚、仕事色々苦労する女性の話がAMAZONオリジナルで作成されています。こちらはアマゾンプライムであれば見放題なので見る価値あり!
『東京女子図鑑』
主人公は彼女は東京のキラキラした世界にあこがれをもつ秋田の女子高生、斎藤綾。彼女は進路指導で東京にいって目立つ女性になりたいと宣告するほど。一方彼女の母は東京生まれ東京育ち、綾はいつも母が東京に住んでいたら…と嘆く日々。そんな井戸の中の蛙のような少女が外の世界を見て越えられない田舎と都会の壁、一般家庭とお金持ちの壁、お互いの価値観いろんなものを経験してオトナになっていきます。
ベースは綾の話を追っていますが、登場人物のリアルなうちに秘めた本音を言うシーンを聞いてると自分の回りもこんな感じなんだろうなとしみじみ思うところが多々あり。本当にいろんなバックグラウンドの登場人物がでてきて東京のお勉強にはもってこいのドラマです。
私もこれまでに勉強ばっかりしかやっていない地味な高校時代を送り、このドラマをみていると東京の華やかな世界に少しずつ溶け込んだ自分をしみじみ思いだしてしまいました。いろんな男性や女性にオトナの世界を教わり、自分って女だったんだなと東京に気付かせてもらいました。このドラマをみていると東京の良さ、悪さがバランスよく表せている作品だと思います。
「東京に行けば変われますか?」という質問があったら私は「ええ、誰でも変われます」と答えるでしょう。そのくらい東京の効力は強いです。ましては私や綾のように変わりたい!と強く願う女性はなお早く変わっていきます。最初の言う通り私はたった半年で親にも気付いてもらえないほど劇的に顔つきから体つき、価値観まで変わってしましました。ただ、いつも私が思うことですが変わる=今いる人と離れてしまうことを意味します。これは孤独の戦いでもあるのです。これが嫌で田舎に戻ってもとに戻る人もいれば、東京に残り新しいステータスの仲間を作って生き残る人もいます。東京に住んでいて思うのが、「あなたは変わるにしてもどうありたいですか?」ということ。私はいまでも常に東京の波にのまれないように自分をわすれないようにその言葉を心に問いかけてます。